- The ○○d Hatter 10/6 -
らないお茶会

 戦国武将たちがグダグダ語る世間や時事ネタ。
真田戦国史 比興の者


真田戦国史比興の者 1 (1) (プレイコミックス)真田戦国史比興の者 1 (1) (プレイコミックス)
(2006/07/20)
宮崎 克

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真田戦国史比興の者 2 (2) (プレイコミックス)真田戦国史比興の者 2 (2) (プレイコミックス)
(2007/06/20)
宮崎 克

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仁科盛信 昌幸殿が主役の漫画でござりまする。

武田勝頼 週刊宝石だか週刊ポストだかに掲載されておる漫画を読むような、少々大人向きの表現が見られる漫画であるのゥ。

真田昌幸 それがしは大人の男でございまする故……房中術が出てきますのも致し方ないかと。

土屋昌恒 ん、んん、コホン。
まあ、とりあえず閨房のことは置いておいて、この漫画はまだ完結しておらず、2巻は「本能寺の変(前編)」で終わっております。

仁科盛信 ということは、この巻以降我らはもう出てこぬということでござるが、それ以前にそれがしは名前が出ただけで、台詞で討ち死にしたことが伝えられるのみでござった。

武田勝頼 わしの最期も台詞で伝えられるのみだが、昌幸への詫びの言葉と信じておる故生きろとの伝言というか何というか、そのような気持ちを残しておった。

真田昌幸 それがしはそれを知らされた夜、臣下として最後の涙を流しておりました。

土屋昌恒 それがしはとうとう最後まで名前すら出ず仕舞いでござった。
しかし2巻まででは、まだまだ我らの知っておる切れ者の昌幸殿で「表裏比興の者」ではありませぬな。
故に3巻以降はどのように振る舞い、そのような謀将、策士として最高の賛辞で評されるようになるのか。そこが楽しみでござりまする。
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戦国武陣侠


戦国武陣侠〈1〉落日の風林火山 (歴史群像新書)戦国武陣侠〈1〉落日の風林火山 (歴史群像新書)
(2002/08)
中里 融司

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ここで紹介した「坂東武陣侠―信長を討て!」の同作者による同小説の規模を大きく書き直した、やっぱり絶版?歴史 if 小説。
もちろん勝頼が主役。いや、もしかしたら真田昌幸か?
どちらが主役にしろ、勝頼主従滅びの最終章へと向かう途中、本来の歴史なら小山田を選んで滅びの道へまっしぐらなところを、もう1つの選択肢であった真田昌幸を選んでいたら、滅びを回避できたか否や?


土屋昌恒 上杉家の跡目争いである「御舘の乱」の結末から歴史 if 展開の布石が打たれておるのですが、五郎殿はやはり高遠城で腹掻っ捌いて死んでいるでござる。

武田勝頼 最愛の弟であり理解者である五郎を亡くしていることは無念である。

仁科盛信 惣蔵殿は死することなく生きて兄上のために粉骨砕身尽くしておるというのに………悔しいでござる。

真田昌幸 それにしても小説の中の話とはいえ、最終的に第六天魔王である織田信長殿がああなるとは、この昌幸にも思いもよらぬことでございました。


戦国武陣侠〈2〉烈風川中島 (歴史群像新書)戦国武陣侠〈2〉烈風川中島 (歴史群像新書)
(2002/11)
中里 融司

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戦国武陣侠〈3〉北陸の逆臣 (歴史群像新書)戦国武陣侠〈3〉北陸の逆臣 (歴史群像新書)
(2003/04)
中里 融司

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戦国武陣侠〈4〉海道一の弓取り (歴史群像新書)戦国武陣侠〈4〉海道一の弓取り (歴史群像新書)
(2003/07)
中里 融司

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戦国武陣侠〈5〉恩讐の関ヶ原 (歴史群像新書)戦国武陣侠〈5〉恩讐の関ヶ原 (歴史群像新書)
(2003/10)
中里 融司

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仁科盛信 しかし全1巻だった話が全5巻まで広がるとは、作者はよっぽどお気に入りだったのですな。
心残りはやはりそれがしが出ておらぬということ………次また書き直すことがあれば、その時は是非ともそれがしも兄上のお傍に。
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城将―武田の忠臣・秋山信友の生涯


城将―武田の忠臣・秋山信友の生涯城将―武田の忠臣・秋山信友の生涯
(2005/06)
鬼丸 智彦

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さて武田勝頼である。
彼は天文15年(1546年)生まれではあるが、何処で生まれたのか、そして何処で如何育ったのか、傅役は誰であったのか全く持って不明だ。
それはきっと側室諏訪御寮人が産んだ四男だったから詳しい資料が残っていないのであろうし、その側室の母は父武田信玄が滅ぼした一族の娘故に、家臣たちからは敬遠され忌避されていたのだろう。だから詳しいことがわからない。
そこであたしが考えたのは、傅役は秋山伯耆守信友ではなかったか?――ということ。
彼は諏訪頼重(諏訪御寮人の父)攻めで初陣し、高遠城など信濃伊奈方面の守備を任されている。
故に川中島などの有名な合戦には参加していないのだがその間のことを推測するに、諏訪御寮人は武田氏居館である躑躅ヶ崎館に最初は迎え入れられたものの家臣の反発が強く、諏訪の実家近くに勝頼を産んだ後に共に居を移された。しかしそこにはその母と子を守る役目の人間がいなくてはならない。
その役目を仰せつかっていたのが武田氏の同族で甲斐源氏の流れを汲む、勝頼が高遠城主になるまでそこの城主だった秋山伯耆守信友。
――というのがあたしの考えていたことなのだが、この小説とそこがほぼ合致(小説では傅役とまではいかない子守役)。
そんな幼い頃より育ててきた故のことか、自分が育ててきたことに対する自負なのか、秋山は信玄以来の宿老なのに勝頼の代になっても、他の宿老家臣たちのように「信玄公ならこんなことはしなかった」などと父と子を比べ押さえつけようとしたりせずに、守り立てようとしてくれる。
ここのところもあたしの考え(研究者ではないから妄想に近いけど)と合致。
ああ読み終わってつくづく思った。
秋山信友が勝頼の傍にいてくれたら………
年長者として驕らずに勝頼を支え、信玄以来の宿老として勝頼を軽んじる風潮を抑えることが出来、若さ故の過ちに注意が出来る立場の秋山信友。
しかし悲しいかな、彼は信玄亡き後は織田信長の牽制のためにずっと岩村城(岐阜)にいて、長篠の合戦後の同年に織田軍に攻められ、5ヶ月間の戦闘の末、天正3年(1575年)11月(新暦12月)信長と和議を結んで陥落。なのに城兵皆殺しの上、秋山は長良川河川敷で逆さ磔。
勝頼が後詰に向う、この時代の兵士は農民なのでまず作物の刈り入れを行った後となり、刈り入れが終わった後に後詰に向かうも雪に阻まれ断念。
ああここで雪に阻まれずに後詰が出来ていれば(でも確かこの時代は小規模な氷河期なんだよね)………
長篠後でも意外とまだ兵は動かせる力が残っていたのに(っていっても雪を掻き分けてオラオラオラってくらいになるまでは人心は掴めてないだろうけど)………
っていうか、信長が和議の約束を反故にしなければ……
――と悔やんでみても後の祭り。
その後の勝頼は天正10年天目山にて自刃。きっと後詰が成功していたとしても歴史が変わらないなら、秋山信友もここで一緒に腹を切ったことでしょう。
だって勝頼に最後までつき従って殉死した側近、土屋惣蔵昌恒、秋山源蔵(惣蔵の弟、秋山の養子。秋山に実子はいない)、秋山紀伊守などは秋山信友の親類縁者たちだもの。(土屋兄弟は信友の姉の子)


武田勝頼 それにしても、小説の中でわしのことを可愛がってくれる者は、皆わしの母に懸想しており、その面影をわしに見ておるな。

土屋昌恒 お屋形様、叔父上…いえ伯耆守殿の目がッ。

秋山信友 いやいや、そのようないやらしい目では見ておらぬぞ。心配しすぎだ、惣蔵。

真田昌幸 まあ当時はそのようなことは当たり前であるし、武士の嗜みでもある故に気にかける必要はないでしょう。惣蔵殿とて寵童なのですから。

仁科盛信 この小説でもさらりと父信玄の衆道についても書かれております。
他の小説ではそのような事実には触れていなかったり、一部の公家被れな武士の気持ち悪い趣味と偏見に満ち溢れた文で書かれてあるのが殆どなので珍しいことです。
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夏草の賦


夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)夏草の賦 [新装版] 上 (文春文庫)
(2005/09/02)
司馬 遼太郎

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英雄豪傑が各地に輩出し、互いに覇をきそいあった戦国の世、四国土佐の片田舎に野望に燃えた若者がいた。その名は長曽我部元親。わずか一郡の領主でしかなかった彼が、武力調略ないまぜて土佐一国を制するや、近隣諸国へなだれ込んだ。四国を征服し、あわよくば京へ…。が、そこでは織田信長が隆盛の時を迎えんとしていた。

夏草の賦 [新装版] 下 (文春文庫)夏草の賦 [新装版] 下 (文春文庫)
(2005/09/02)
司馬 遼太郎

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もし、おれが僻地の土佐ではなく東海の地に生れていたならば…長曽我部元親は嘆く。強盛を誇った信長が斃れても、素早く跡を襲った豊臣秀吉によって、営々と築きあげてきた四国に侵略の手が伸びてきた。そして再び土佐一国に、押し込められようとしている―土佐に興り、四国全土を席巻した風雲児の生涯。

amazonでの評価は高い☆4〜5。さすがは司馬遼太郎。
でもあたしの評価は☆1つ。多くつけても☆2つまで。

まず主人公である元親に魅力がない。
司馬の描く元親は権謀術数を駆使し、戦が始まる前の段階で自分が勝っているという状態になっていなければ討ってでない。
それもこれも元来の臆病な性格あってのこと――
そんなことは大将たるもの古今東西を問わずに大なり小なりそういうものであろう。孫子のいう「戦わずして勝つ」というやつだ。
武と勇にだけ逸るのは匹夫の勇であって大将のそれではない。少し臆病なほうが良い。
そして司馬の元親はその権謀術数を持ってして勝利した後、つまりは敵を武ではなく謀略でもって陥れたわけであるから自己嫌悪に陥る。
それはそれでいい。自己の矛盾した思いと考えと行動、理性と欲について何かと葛藤する姿は人間らしさと魅力を溢れ出させる。
正義が勝つのではなく、勝ったものが正義なのだ――とわかっていても悩み苦しむ。
なのにその心中の悩み、葛藤及び、権謀術数、戦の描かれ方が常に中途半端。
中途半端にスゴいのかスゴくないのかわからぬ権謀術数に、戦はいつの間にか終わっていたり、突然数年経っていたり。
さらに元親は中央に対するコンプレックスの塊で井の中の蛙な己と育った土佐を卑下する田舎者。
田舎であろうとも自分の生まれ育った土佐は素晴らしいところだ!――との郷土に対する誇りもない。何故彼が天下を望むのか、その志も中途半端なら、運命に抗って抗ってそれでも堕ちていくのではなく、運命に抗いもせずに堕ちていく姿も、何に共感すれば良いのやら。

主要となるはずの人物も中途半端にいつの間にか死んでいたり、含みを持たせて登場した人物は、そのままその他大勢の1人に成り果てていたり。
小説自体は元親の嫁取りの話から始まるから、幼少の頃の話はなく、姫若子(元親)初陣の話も妻への寝物語として聞かせてやる程度。
その妻、正室菜々も折角武家の女らしからぬ粗忽で後先考えない変わり者――という性格設定と名前まで与えられていながら最後まで気がきかないお馬鹿さんだし、いつの間にか死んでいるし。

何故、司馬が元親を主人公にして小説を書こうとしたのかわからない。
坂本龍馬の小説を書くときに色々と土佐のことを調べていたら、否応なく元親のことが出てきてその人のことを知り、マイナーな人物を取り上げる自分に酔って、「俺って物知り〜♪」――と得た知識を披露し、衆人の蒙を啓きたかったのかしら。
真新しい、「へえ」と唸るような情報は皆無だけれど。
なのに途中に余談と筆者の考えとして述べる事柄が多すぎ。

大体、「これでもってこの小説はおわるが〜〜」って締めは小説として如何よ?
そしてその後にまた筆者の考えをツラツラと書くなんて………それは小説の中で表現してください。
――とここまで書いて気付いた、司馬の文章から元親に対する愛が感じられないのだ。
この人物のことが好きだから広く皆に知ってもらいたい!
この人物に関して自分はこんな風な魅力を感じている。
良い部分も悪い部分も強い部分も弱い部分も皆大好きなんだ!
それが正しいか正しくないか、正しい答えなんてわからないけれど……大好きなんだよ〜ッ!!!!!
――って熱い思いが司馬の文章から伝わってこない。
その気持ちが中立に書いているつもりながら伝わってくるくらいの筆力がないから、読んでいるあたしとしては引き込まれない。魅力を感じない。
きっと司馬自身が元親に愛以前に魅力を感じていないんだな。
なら仕様が無いや。☆1つ。
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センゴク天正記2


センゴク天正記 (2) センゴク天正記 (2)
(2008/08/06)
宮下 英樹

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仁科盛信 2巻は織田軍の伊勢長島での一向宗との激戦終焉でござる。

真田昌幸 武田家と本願寺との信長包囲網が完成しつつあったのですが………本願寺を助けるため、後詰として後方を撹乱しようにも農繁期故、軍を出すこと叶わず。

武田勝頼 だが我らに包囲されることを恐れ、後顧の憂いを絶つために、兵糧攻めの後に降伏してきた者たち老若男女問わず皆殺しとは……恐ろしき男よ。

土屋昌恒 お屋形様の黒衣を纏っての高天神城侵攻のお姿は格好良うございました。

真田昌幸 あっという間に、信玄公すら落とせなかった城を落としてしまい、活躍の場が描かれることは無かったですが。

武田勝頼 この漫画の主役は仙石秀久殿と織田信長殿だからな。あっという間に落としたわけではないが、それは致し方無し。 

仁科盛信 3巻は11月発売予定だとか………そして、とうとう「長篠合戦編」です。

武田勝頼 惨めに敗れる、か。
「だがこの定説には疑問が残る」といつもの脚注で常識を覆し勝たぬかのゥ。

真田昌幸 敗れたことは紛れもない事実故それは無理でしょう。
あえて「定説には疑問が残る」の言葉を使うならば、「長篠合戦での鉄砲三段撃ち」はなかったとか、「武田騎馬軍団」は存在しなかったとか、その程度のことだと思われます。

武田勝頼 やはり無理か。
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